いわき甲子園プロジェクトとは
設立について
本市の小学生、中学生世代の野球チームには、県大会や東北大会で優勝し、全国大会で活躍するチームが多くあり、全国的にみてもレベルの高い地域であります。
また、大学生も全国大会でベスト4進出を果たし、社会人世代でも国民スポーツ大会で全国優勝を果たすチームが市内に存在するなど、地域の野球熱は高く、昭和から平成、令和の史実を鑑みても本市にとって「野球」というスポーツは地域の活力源となってきました。
このような中、現状、高校野球だけが、その世代の人材が市外へ流出している現状があります。これは、一つのスポーツ競技としての課題だけではなく、地方創生の人口流出という観点からも大きな地域課題です。
小学生、中学生と地域を挙げて育てた子供たちが、高校の進路選択の際に市外を選択し、有為な人材が流出してしまうのは、地域にとって大きな損失であります。
子供たちが、地元から甲子園という大きな夢と希望をいだける環境構築を今こそ、地域一体で作り上げなければ野球という一つのスポーツの衰退のみならず、地域活力の衰退にも拍車をかけてしまう状況にあります。
このことから、小中高世代を中心とした野球、ソフトボールの競技団体、また本活動に賛同をいただける企業の皆様と力を合わせて「野球による地域創生」いわき甲子園プロジェクトを実行するため、このたび実行委員会を設立します。
課題
- 中学の野球競技者は、高校の選択(進学)の際、市外の甲子園常連校を選択するケースが多く見受けられる。
- 本市だけに限った課題ではないが、地域にとっても野球競技者にとっても、有為な人材が地元を離れることは、深刻な課題。
| 思考的課題 | 技術的課題 |
|---|---|
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みんなにわかりやすい目標設定
地域一貫で課題解決に向けた取組を行う
\みんなで目指すことに意義がある/
野球人口の推移

直近10年で競技人口が約半数に…
基本方針
次の3つのテーマを掲げ、目標に向かって活動を実施します。
人材という地域資源
小中高一貫で子供たちと地域が同じ目標のもと活動することで、地域愛着(選好)を図ります。
地域への経済効果
シティーセールスを意識し、観光業への波及を生み出し地域経済の活性化を図ります。
郷土への誇り、市民の士気高揚
人的な連帯を育むとともに、まちの活性化を促進させ、誰もが誇れるまちの形成を図ります。

\シビックプライドの醸成を目指す/
目標
- 地域一体で「甲子園」を目指す環境整備を
- シビックプライドを醸成し、地元回帰の定着化を

競技団体などで構成する
実行委員会で取組みを検討
今後の目標

R7年度主な予定事業
令和7年度 事業計画
令和7年度の活動
| 月 | 項目 | 対象 |
|---|---|---|
| 7月 | 実行委員会設立総会 | 全世代 |
| アンバサダー学校訪問事業 | 中学 | |
| 高校野球県大会観戦事業 | 小中学 | |
| 8月 | 甲子園観戦事業 | 小学6年 |
| 9月 | プロ野球誘致事業 | 事務局 |
| 10月 | R8年度予算要求作業 | 事務局 |
| 11月 | 野球教室開催事業 | 小中学 |
| 12月 | 世代間連携事業 | 全世代 |
| ティーボール普及事業 | 全世代 | |
| 1月 | 意見交換会 | 全世代 |
| アンバサダー学校訪問事業 | 小学 | |
| 2月 | 先進地視察 | 事務局 |
| 3月 | スポーツコミッション活動支援 | 全世代 |
令和8年度に向けた活動
| 項目 | 対象 |
|---|---|
| 高校野球交流フェスティバル事業準備 | 高校 |
| 活動資金の規模拡大 | 全世代 |
